熊本県宇城市不知火町で自然農法・有機栽培に取り組むトマト農家の日記。農場での日々のことを中心に、お野菜情報・野菜ソムリエ直伝のおいしいレシピ・イベント情報などなど綴っていこうと思っております。
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ここ数日は、トマトの手入れに忙しい天芯農場スタッフです。

主な作業としては芽掻き・葉掻き・誘引と、草取りです。

*芽掻き(めかき)*
トマトは生育するにつれて、葉の付け根から脇芽が生えてきます。これをそのままにしておくと、主幹(農場では「本木(ほんぼく)」と呼んでいます)の成長が妨げられるので、定期的にこの脇芽を摘む「芽掻き」という作業をします。
特に、一番最初につく花房の下に生える脇芽(農場では「花下(はなした)の脇芽」と言っています)は成長が早く、本木と見間違えるほどに伸びるので、注意しています。
この作業ははさみを使わず、手でポキポキと折っていきます。
芽掻きした脇芽は、最終的にはスタッフが集めて堆肥場に捨てるので、ハウスの中で腐敗した葉から病害虫が発生するのを防ぐとともに、圃場とてもきれいになり、見た目にも美しいトマト畑になります


*葉掻き*
トマトが成長していく中で古くなっていく根元近くの葉や、病害虫によって枯れてしまった葉を摘み取る作業。
植えて間もない苗は、芽掻きの作業と同時進行で根元から3~4枚摘み取る、ということもしますが、生育の進んだ苗になると、収穫の終わった花房の上まで摘み取っていくことになり、葉を摘みすぎて苗そのものに負担をかけてしまわないか、また、病気で枯れているのか(この場合は葉を摘み取る必要有)、立ち枯れなのか(程度によっては摘み取らない)を見極めるのが難しかったりと、作業そのものはただ「葉を摘み取るだけ」なのですが、とても気を遣う作業です

*誘引*
トマトの成長にあわせて、トマトの畝に向かって左向きに倒していき、誘引テープというスズランテープに伸びた苗を固定していく作業。
苗同士が絡まったり成長の邪魔をしないように整える作業です。
この作業が手入れの中でも最も気を遣う作業になります。
作業を進める方向のルールは、
「自分は畝の右向きに進みながら、トマトは左向きに倒していく」
のですが、これを守らないと「まだ誘引していないトマトの苗」を「誘引される苗」が邪魔することになり、苗同士がからまって花房が落ちたり最悪の場合は苗そのものが折れてしまうリスクがあるのです
この最低ルールを守っていても苗に負担をかける作業ではあるので、最新の注意を払ってスタッフは作業を進めます。

***

このようなお手入れを1本1本することで、苗は元気に育ち、トマトはおいしく実っていくのですが、作業で疲れた
私たちを感動させてくれる光景に出合えるのもこのような作業中。

8月に植え付けをした亀尾地区のハウスの中で、こんな光景を見ました。



この写真、一見するとトマトが実をつけているだけの状態なんですが、実はこの苗の根元は、
こうなっていたんです!!




ほとんど折れてしまっている状態に見えるのですが、写真ではわからないほどうっすらと緑の部分がこの枯れた部分の茎に残っていて、そのわずかな生命線から水や栄養を吸収し、ここまで見事に成長し(この苗の全長は2mほどになっていました)、立派なトマトの実をたわわにつけていたのです

命って、本当に素晴らしいと、心から思える風景でした。
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[2012/02/16 13:20] | トマト
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