熊本県宇城市不知火町で自然農法・有機栽培に取り組むトマト農家の日記。農場での日々のことを中心に、お野菜情報・野菜ソムリエ直伝のおいしいレシピ・イベント情報などなど綴っていこうと思っております。
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2月も後半となり、少しずつ春を感じるようになった肥後あゆみの会 天芯農場です。

去る2/12(木)に開催された、講和 福島からの報告には、直前の告知にも関わらず、多くの方々にご参加いただき、本当にありがとうございました。

講師は、福島県郡山市で13代続く米農家の中村和夫(なかむら かずお)さん。
長年、有機栽培による米作りを行い、安心安全なお米を直接消費者に届けておられましたが、原発事故により売り上げが減少。
放射能測定値を下げるため田んぼにゼオライトを播くなど実験を試みる傍ら、福島原発告訴団にも参加しておられます。

当日配布した資料の中にも、「放射能と向き合いながら、福島の農家としていきていきたい」というゆるぎない想いが綴られ、その想いが講和のなかにもとめどなくあふれていました。

「安全で健康な土づくり」に励んでこられた中村さんが、放射能汚染で「私の農産物は安全です」という言葉がつかえなくなってしまった…。

それでも、生まれ育った地域に生きる 
自然に寄り添って福島の農家として生きていく
という確固とした決意は、同じく農に携わる私たちの心にも、とても重く響きました。

テレビや新聞などのメディアでは決して語られることのない、福島の現実と本音が語られるたびに、胸が痛んだり、衝撃がはしったり、「そもそも安全とは…?」という疑問が生まれました。

***

参加された方々のアンケート(農業関係者の方が多くいらっしゃいました)の中には、
「どんなに頑張っても ゼロにはならない」
「思っただけではなく、何の行動ができるか」という言葉を心にとどめておこうと思います。
「新聞もテレビも福島の現状を最近はそれほど伝えていないように思います。今の状況を本音で語ってもらい、本当にためになりました。同時に国家メディアの恐ろしさを感じ、自分たちがこれから何ができるのかのヒントをいただきました。自分も今まで原発はダメという考えを持っていましたが、今日中村さんのお話を聞き、その思いを新たにし、行動を起こさねばと思います。」
「4年が経ち、わたしたち九州に住んでいる者は、他人事のようになりはじめている中、中村さんのお話を通じて原発の恐ろしさを改めて感じました。もし自分だったら、どうするだろうか(どうやって農業を続けるだろうか?)

また、消費者として参加された方からは、
「今現在も放射能と向き合って生活を続けている福島の現状のお話は、震災以降少しずつ薄れていっていたショックを思い出し、再び胸に刺さりました。
それでもなお、福島の地で有機栽培農業を続けられている中村さんから、震災のことに限らないとても大切な言葉をいただきました。
今の子どもたちの未来のために必要なこととして胸に響いたフレーズとして
『思っているだけではやってないのと同じ、行動することが大切』
『都会の人(=消費者)の選択がこれからの農業を支える、守る』
『日本の農家を守る鍵は自分たち消費者が握っているということを自覚する』
『ひとつひとつ正確な現状を知った上で判断する、イメージに惑わされない』
終始耳が痛かったです。

当日参加した10代の方のアンケートには、
「福島のことについて農業にもこんなに影響をうけているんだなと思いました。私もできるだけ支援できたらいいなと思います」
「福島の状況を聞く機会があって、お話を聞き、苦労がよくわかりました。私たち若い人もがんばっていきます。」
という頼もしいメッセージもあり、わたしたちもできることを一つずつ、行動に移していきたいと思います。

***

まず「知る」という第一歩をふみだした、貴重な一日になりました。

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[2015/02/24 12:06] | 未分類
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